リクルートワークス研究所が調査・公表してくれる大卒求人倍率からをエクストリーム解説します!
堅い話、前置きはなしで早速やっていきましょう!
結論
今回は結論からですが、従業員5,000人以上の大手企業への就職はいつの時代も厳しい、現実です。
大手企業=あなたにとって良い会社、かどうかという論点は置いておいて就活的には厳しいです。
それと、業種によって人気・不人気がくっきりと差が出ている点です。
プロ人事3段もそうでしたが、日本の大学生は「大手+金融」「大手+サービス」「大手+メーカー」の組み合わせが大好きなようですね。親世代の影響もあるのかもしれません。
あなたが、有名大+語学力あり+コミュ力あり+性格良し、といった方で「どこでも就職できます!」という自信のある場合はここで読むのを辞めていいですね。
そうでない場合は、みんなが群がっている競争必至のレッド・オーシャンに突っ込むのか、
それとも競争の少ないブルー・オーシャンに舵を切るのか、考えるきっかけにしてみてください。
求人倍率 全体サマリをチェックしよう
リクルートが調査・公表してくれる資料で、最も有名な資料の1つにこの大卒求人倍率のデータがあります。求人倍率を簡単に解説すると、[民間企業に働きたい学生] と [民間企業の採用した人数]の割合です。
数字が大きい=学生有利(売り手市場)
数字が小さい=企業有利(買い手市場) となります。
余談ですが、1番大変だったのは、2000年3月卒 0.99倍
どれくらいやばいかというと、例えばあなたが「仕事なんでもいいです。働く場所どこでもいいです。給料も贅沢言いません。だから、だから仕事くださ~い!」と言っても仕事がない。。
これがいわゆる、【就職氷河期】です。
それに比べると、リーマンショックの影響を受けた、2011~2014年3月卒の1.2~1.3倍も可愛く見えてきますね。
2023年卒はこれから数字が出てきますが、どんな数字が出るか企業の人事側もかなり気にしてます。
でも、この一番有名な表は、あくまで全体の市場環境を捉えるものです。
それ以外にも、いろんな切り口でデータが公表されています。そこが大事!見ていきましょう。
そして、全部無料で公開してくれている、リクルートワークスさんに感謝です。
求人倍率 業種別をチェックしよう
全体のサマリからは随分カラフルになりました。
先ほど見ていた2022年3月の全体の求人倍率は1.50倍でしたよね。
それに対して、流通業8.12倍、建設業6.40倍。めちゃくちゃ学生有利ですよね。
学生人気がないのもありますが、求人数が多いこともありますよね。
全体の倍率より高いのが、製造業1.71倍ですね。
金融業0.21倍、サービス・情報業0.31倍と買い手市場ですね。
求人倍率 従業員規模別をチェックしよう
最後に、従業員規模別の求人倍率をみてみましょう。
大手企業に集中しているのがわかりますね。
5,000人以上が最も大きなたんいですが、1万以上、3万人以上、10万人以上、といった規模も含まれるので、超大手になるとその求人倍率は果てしない数値になっていることが想像できますね。
さいごに
さいごに、プロ人事3段の個人的な意見です。
こんな形で整理して、戦略を考えるのはいかがでしょうか。
・まずは、自分の立ち位置を整理する。(大学、学部、スキル、資格、性格 etc.)
・中の中以下と自己判断した場合は、大企業と中堅・中小企業、業種を混ぜて企業選定。
・偏らない受験先のポートフォリオを形成する。
大手ばかりチャレンジするのもありですが、就活の特性としてドンドン採用枠は埋まっていき、
計画人数に達したら採用活動はそこで終わります。
イス取り合戦の要素も大きいのが就活。これを忘れてはいけません。
闇雲に戦略を立てたり、戦略がなかったりする戦いは、
例えばサッカーの試合でフォーメーションも作戦も決まってない状態です。
ほぼ、負けます。絶対負けます。ということですね。
なので、自己分析をしっかりして、自分の立ち位置把握して、周りの環境見てどうこのゲームを戦うか考えることから始めるのはいかがでしょうか。
そんな、きっかけになったらな嬉しいです!
ではまた!
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