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【転職】中途採用比率が義務化!転職者が必ずチェックすべきその理由

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・2021年4月より中途採用比率の公表義務化された。

・公表されている数値と、公表の仕方で転職者に対しての社内の働きやすさを想像する。

・目安は新卒採用比率が60%程度

この記事では、法律の説明や、その背景や目的について詳細を説明しません。
中途採用者数の公表が、転職を検討しているあなたにどのようなメリットがあるかについてフォーカスしていきます!では、いきましょう。

結論から

少しだけ前置きすると、
中途採用者の比率ですが、日本の歴史のある大手企業は新卒採用比率の高い傾向があります。
平均すると、約60%が新卒者が割合となっています。
(参考データ 2020年度中途採用比率)
トヨタ自動車 28.1%
楽天グループ 64.0%
アシックス  59.8%

早速、プロ人事3段的結論ですが、この2点に集約されます!
1.中途採用比率は20%以上が最低基準、できれば30%以上が理想。
2.公表数値だけでなく、中途採用サイトの力の入れ具合をチェックする。

転職する前にこの点をしっかり見て、転職した後も働きやすい環境かどうかを自分でチェックしていく必要があります!

なぜ注目をすべきか

1.の理由は、どの組織や団体においてもマイノリティにいることは、それだけで必要以上にストレスや無駄なパワーを使う必要があります。例えば、新卒95%で中途5%といった企業であればあなたは完全なるマイノリティです。新卒同士の同期の関係やすでに出来上がっている先輩後輩の関係は想像以上に強固です。わざわざそういった組織に入ることは、お勧めできません。

2.の理由は、中途採用比率は法律で決まったことなので、301人以上の企業は公表しています。
しかし、中途採用サイトの作成は企業の自由ですよね。そこにしっかり予算を割いてしっかりと情報開示している企業は、転職者のあなたを受け入れたい気持ちが強くある証拠です。
人事側の話をすると、中途採用は転職エージェントを使うことが多く、採用サイトに力を入れてもすぐに採用が上手くわけではありません。なので、予算がある企業でもそこにお金を使わない企業も多いのです。それでも、中途採用サイトに力が入っている企業は、入社後の働きやすさを期待していいでしょう!

どの組織でも「生え抜き組」と「移籍組・FA組」の融合が大切

いま、日本の上場企業ではコーポレートガバナンス・コードというものを東証や経産省から順守するように言われています。
その中の1つ、「人材の多様性を強化しなさい!」という項目があり、女性・外国人だけでなく中途採用者も明記されました。

それは、新卒一括採用の画一的な人材だけでは、成長が加速できないこと、多様性こそがこれからの企業の成長に必要だと考えられているからです。これはグローバルでは当たり前の考え方になってきているわけです。

プロ人事3段的には、中途採用比率が90%以上など高すぎる企業は、「企業風土に合う合わない」がはっきりすると思うので、要注意だと考えています。

例えばプロスポーツでも、生え抜き組と移籍・FA組の調和が上手くいっているチームが強いのと同じように、企業も同じことが言えます。
生え抜き組がいないと、企業の幹や文化の醸成が難しくなります。
移籍・FA組がいないと、新しい刺激や新しい考え方を受けることができません。

そういった観点から、転職を考える際は、この2点も必ずチェックするようにしましょう!
1.中途採用比率は20%以上が最低基準、できれば30%以上が理想。
2.公表数値だけでなく、中途採用サイトの力の入れ具合をチェックする。

今後も転職を考えるあなたに人事目線で役立つ情報発信をしていきます!

ではまた。

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