*時価総額は2022年8月9日15:00現在です。
プロの企業研究シリーズ、今回は 「医療界のGoogle」 【エムスリー】をご紹介します。就活生や転職希望者は必見です!ライバルと差をつけましょう!
エムスリーの実力【医療×IT】
今回は時価総額ランキング46位のエムスリーさんです。
私の周りであまりにも知らない人が多く、「もったいない」と思いぜひ紹介したいと思い今に至っています。一言で表すなら「医療系IT企業の巨人」「医療界のGoogle」 「医療界のヤフー」といったところでしょうか。 日本を代表する『メガベンチャー企業』であり、時価総額も京セラやNTTデータをより上に来ていることからも、一般的な認知より、投資家などプロの人からの人気が高いことが、企業としての実力の高さを感じます。
エムスリーの事業の特徴
事業の柱はなんといっても、「m3.com」を中心とするプラットフォームビジネスです。簡単にイメージしてもらうと、一般の私たちが使う検索エンジンはGoogleやヤフーですよね。M3.comは医師や看護師、製薬企業などの医療関係者が利用する、最もポピュラーな検索エンジンだと思ってください!驚異的ななのが医師30万人以上が登録しているという、日本最大級の医療従事者専用サイトということです!というか、ライバルがいませんよね。まさにイノベーションを起こしたわけですよ。
しかもすごいのが、それ以外の事業でも利益が出ていることです。また、日本のベンチャー企業がよく苦戦する海外事業においてもものすごいスピードで成長を続けており、すでに黒字化もしているというまさに、低迷する日本企業の中で唯一無二のスピードで成長を続けている会社なんですね。
ちなみに、エムスリーは、大手コンサルのマッキンゼー・アンド・カンパニーで共同経営者に就いていた谷村格さんが、ソニー子会社の出資を得て2000年に設立した企業です。現在もソニーが筆頭株主として約34%の株式を保有しているんですね。ソニーもスゴイ先見の明がありますね!!
エムスリーの採用情報
採用サイトを見ていると、非常に人材採用に力を入れていることが分かりますね。2017年から新卒採用も開始されていますね。これだけの急成長ですから、まだまだ優秀な人を採用したいという意欲が大きいことがうかがえます。情報もかなりたくさん出してくれているので、自分の興味のある部署や仕事の情報はHPからキャッチアップした方がよさそうですね!
以下は、エムスリーが出している情報からの引用ですが、特徴的なところが「エムスリーに向かない人」という点をあえて明確化し発信している点です。企業側として、旧来の日本企業的なマネジメントをしたいといった発想の人を臨んでいないこと、フラットな社風であることがうかがえますね!
エムスリーに向く人/向かない人(エムスリーHPより引用)
「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を一人でも増やし、不必要な医療コストを一円でも減らす」という大きなミッションをエムスリーは持っています。限られた時間のなかで、一つでも多くの医療課題に向き合い解決していく。それには日本だけでなく、世界中の医療課題も含んでいます。「より大きな仕事に挑戦したい」という方には、充分期待に応えられます。年齢や経歴は関係ありません。実績を出し、向上心を持って成長していけば、よりチャレンジングなプロジェクトが待っています。また、一人ひとりが「社長意識」を持って主体的に動くことを求められるため、仕事の幅を限定せずに働きたい方には、自分次第で成果を積み上げやすい環境です。反面、ベンチャー企業としての機動力を重視しているため、「組織の階段を昇ること」や「より多くの部下を持つこと」を求める方にとってはミスマッチとなる可能性も高いと考えています。
エムスリーの年収
エムスリーの平均年収は902万円であり、平均年齢が34.7歳ということを考えると、かなり高い水準にあることが分かりますね!会社の成長に合わせて、従業員にも給与という形で還元していることも好感が持てますね!
エムスリーのエグゼクティブサマリ
・・どれも素晴らしい数字です。
特に売上高の伸び率、営業利益率の高さはすさまじいものがありますね。日本企業全体の中でもトップクラスでしょう。
さいごに
ネームバリューやなんとなくのイメージからの企業探しから、少し視野が広くなるきっかけになったなら嬉しいですね。投資をしているビジネスパーソンなら知っている企業ではありますが、意外と社会人でも知らない優良企業の代表格がエムスリーです。
でも、わたしがよく知っている企業よりも成長していて、時価総額も大きいそんな企業だということがわかりましたね。データで見えてくることと、肌感で感じることの両輪で活動されるとまた一味違ってくるのかなと思います。特に上場企業は開示情報が多いので、気になった人はもっと調べて言ってみましょう!今後もぜひチェックしていってください。ではまた!
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