*時価総額は2022年8月9日15:00現在です。
この記事ではプロ人事3段的、”知る人ぞ知る”企業をご紹介してきます!
今回は 「実はめちゃくちゃグローバル企業ですよ!」醤油で有名な 【キッコーマン】をご紹介します。知らない人は、絶対チェックしていってください!
キッコーマンの実力 #食料品 #醤油 #グローバル
まず、時価総額が日本で94位で1兆6千億円超えとまさに大手企業といったところでしょうか。実際にYahooファイナンスで検索してみると、同じような位置に「キリンHD」「楽天」といった有名企業と同肩を並べており、「住友不動産」「SUBARU」といいった名だたる企業たちの上にいる企業なんですね。
キッコーマンの歴史
キッコーマンの歴史は長く、江戸時代初期に現在の千葉県野田市で、江戸への醤油供給地としてその礎を築いたようです。そして1917年、野田のしょうゆ醸造家一族が合同して設立したのが「野田醤油株式会社」。これがキッコーマンの前身となる会社になんですね。もう、創立から100年以上となる伝統企業になります。
そして、なんといっても、一番驚くべきポイントは1957年に米国へ本格的な進出をしていること。当時の経営者の先見の明がし凄まじいですね。
キッコーマンの業績
売上のポートフォリオですが、ここにもグローバル企業の所以がありました!なんと、実は売上も利益も日本よりも海外の方が多いという点です。なんと全体の約3/4を海外で稼いでいるわけなんですね。もしかしたら「醤油なんて日本が少子高齢化で市場はどんどん小さくなっていくんじゃないか」と思っている人も多いかもしれませんが、これだけ海外で盤石な基盤があると安定感を感じますね!!
そして、しょうゆのイメージがすごく強いキッコーマンですが。侮らないでください。醤油以外も色々な製品をラインアップしているのです! デルモンテもキッコーマンのブランドの1つとなっており、豆乳の日本シェアはシェア50%とダントツの1位となっています。
最近は、化粧品の開発なども行うなど、新規事業や新開発を通じて、事業のさらなる多角化や成長を考えてチャレンジしている点も注目したい点です。
続いて、業績のトピックスを見ていきましょう。まず、特筆すべきポイントは営業利益率の高さで近年は8.5%程度をキープしながら推移しています。また、経営が上手かどうかを見る指標の1つであるROEも約10%で推移しており、とにかくしっかりとした付加価値、ブランド力が確保されいてる企業だなと、改めて感じる数字ですね。
またコロナ禍でもほとんど影響を受けていないということも頼もしいですね。強いて言うなら売上の成長率が少し物足りないような気がしますのでそこは今後に期待しましょう!
キッコーマンの採用情報
会社説明会動画がありましたので、リンクを貼っておきます。(26:38)
また、しょうゆびんの物語を大真面目に10分以上の動画にまとめてありました。採用に直接関係はありませんが、しょうゆに対する愛が半端ではない企業であることが分かります。社内の人には当たり前の感覚なのかもしないですが、外から見ると変態的ですね。(‘ω’)私はこういった変態性を持っている企業は結構好きです。
求める人物像を見てみると、少し抽象度が高めなので、読み取ると「ベースの能力が高く、主体性があり、調整力がある人材」といったところでしょうか。また、ポイントとしてはリード文に「人材の育成」と記載されている点ですね。しっかりとして研修が売りなのだと理解できます。
研修の内容もあまり詳しくは記載されていないので、説明会や面接でしっかり確認して、どのような仕組みがあるのか整理していきましょう!
キッコーマンの給料
最後に、気になる給料、年収は777万円(平均年齢43.6歳)となっていました。
口コミを見ると、少し「年功序列」といったワードがありましたが、日本のメーカーにはまだまだある部分なので、実際のところは社員さんに色々と話を聞いてみましょう。
ポジティブな側では、「ワークライフバランスが整っている」「女性の働きやすい」「会社の将来性はある」「事業に強みを持っている」といったところが多かったですね。
いずれしても、口コミや少数の意見だけみて決めつけるのはどこの会社も同様にもったいないのでやめましょう!
ほか、また時間みて追記いたします!
さいごに
ネームバリューやなんとなくのイメージからの企業探しから、少し視野が広くなるきっかけになったなら嬉しいですね。意外と社会人でも名前は知っているけど、しょうゆのイメージが強すぎてグローバルなのが伝わっていないキッコーマンを紹介しました。
データで見えてくることと、肌感で感じることの両輪で活動されるとまた一味違ってくるのかなと思います。特に上場企業は開示情報が多いので、気になった人はもっと調べて言ってみましょう!
さいごに、基本的には定量的な業績や給料の条件などからみて紹介していきます。
定性的な”社員の雰囲気”や”会社の社風”、”働き方”が、あなたとマッチするかは自分で確かめにいくしかありません。
今後もぜひチェックしていってください。
ではまた!
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