どうもー!こんにちは。プロ人事3段です。
今回は、【企業研究_基礎編】ということで短時間で効果的な項目に厳選しました。
ナビサイトなどでもチェックポイントのまとめがありますが、項目が多すぎて「それはわかっているけど時間がないよ・・・」という状態になります。(私もその1人でした。。)
「この数値も必須だろう!」や「開示がすくない企業はどうするんだ!」といったご意見があるかもしれませんが、プロ人事3段目線の1つの意見として参考になればと思っています。ではいきましょう!
・前提に、一番大切なことは会社の価値観と自分の価値観がマッチしているかが大切です!
・ですが、そこは社員に会ってみたり、実際に入社してみないと正確にわからない。
・就活生や転職時に見落としがちな、見るべきポイントを整理しました。
業績の必須チェック項目はこの4つ
皆さん、受験先の業績についてご存じですか?
業績といっても、「財務諸表を見ろ!」とか、「有価証券報告書を読め!」とかそういった難しいことではありません!
意外と見落とされがちなのが業績なんです。
「わかっちゃいるけど、どこまでなにを見るんですか・・・」という状態の方もいるかと思います。
今回は、各項目の説明や目的については、別に説明をしたいと思いますが、
とにかく「業績はもう少しちゃんとみないとなぁ」という意識が高まればOKです!
色々な意見があると思いますが、この4つは必ずチェックするクセをしましょう
他にもROICとかROAとかPERとか営業キャッシュフロー、投資キャッシュフローなど色々とあります。
(アルファベット3文字、4文字がやたらと多くて苦労しているのが私だけ?PPAPで十分。。)
プロ人事3段的にはとりあえず、この4つでOK!
四季報やYahooファイナンスなどで無料で確認できます。
「そういえば、今受けてる会社どうだっけ?という方はいますぐチェックしましょう。
数値がどれくらいだったらよいのか、など詳細はまた別記事で説明しますね。
給与ではなくて、評価制度を確認しよう
ここもとても重要です。
実は、私は10年以上5,000人以上の方を面接してきて、気づいたことがあります。
「新卒の就活生があまり聞かれないけど、キャリア採用の面接でほぼ聞かれる質問」があることに。
それが、この評価制度の仕組みです。
そういう意味では社会人になると「どんな人が活躍するか」よりも「どんな人が評価されるのか」
「評価はどのように決まるのか」ということの重要性が増しているんですね。
初任給も高いに越したことは良いのは間違いないですが、そんなに大きく変わりませんね。
評価制度は会社によってカラーがあります。
よく、 年功序列型 VS 成果報酬型 といったように二元論で語られますが、
実際はほとんどの企業がその中間に漂っている感じですね。
(また、時間があれば表にして示します。)
例えば、こんな感じ。
①ガチガチの年功序列型
②年功序列型をベースに、成果報酬型をプラス
③年功序列型を脱却しつつあるが成果報酬とのバランス型
④バチバチの成果報酬型
そして、これに個人主義なのかチーム主義なのかという部分が加わります。
私もよく「結局、どの制度がえぇんですかー?」聞かれますが、
良い悪いではなく、あなたに合うか合わないか、ということが大切です!!
また、このパートも詳しくは別記事で詳しく記載しますね。
福利厚生は住居や社宅をチェックしよう
続いては、皆さん気になる福利厚生です。
ここは非常にシンプルで、結論は、
特別な事情の人以外は、毎月の支出で最も大きな割合を占めるのが「住居費」ですよね。
だから、福利厚生もここがどうかをしっかり見て、比べることが重要です。
詳しい解説はまた別記事で行いますね。
強いてその次あげるとすれば食事関連ですが、住居に比べたらオマケくらいのことです。
あとは、ほとんど会社と労働組合の自己満足レベルのものが多いですね。
私たちはそこに惑わされないことが大切です。
例えば、”誕生日に休める制度”、”ディズニーランドやUSJがお得に行ける”、”社員旅行2年に1回”ほかにもいろいろありますが、オマケもオマケ。
福利厚生=住宅関連、というくらいの意識で探すとぶれずに比較できると思います!
役員構成、株主構成から社風を想定しよう
意外と思われるかもしれませんが、ここも重要なチェックポイントです。
まず、前提として、これも「良い悪い」ではなく、「合うか合わないか」という見方です。
2点だけ、「良い悪い」という点でチェックした方がいいと思うは下記です。
①役員構成に卒業大学や出身部門の偏りがある(学閥・派閥)
②創業家の割合は高すぎないか。
(創業社長や創業家経営を否定しているわけでなく、あくまで程度の問題ですね。)
一般的というか、最近の考え方でいうと、
【役員構成に多様性がある】⇒外国人、女性、外部人材、経験、スキル etc.
【株式に流動性があること】⇒簡単に言うと、親会社・銀行・創業家の影響が少ないほど良い
が言われています。
組織として、特にグローバルに活動する企業はそういったところは必要になります。
ただ、個人の就職や転職においては合う合わないの部分になるかなと。
自分がどんな雰囲気の組織で働きたいのか、どんな競争環境で働きたいのか、という点を
考えてみて、それと合いそうかどうかを考えると良いと思います。
例えば、
創業者のカリスマ経営者の組織では、いろいろと振り回されることもあるかもしれませんが、
スピード感のあるダイナミックな組織の可能性が高いですよね。
反対に、
サラリーマン経営者の組織では、物事は慎重に進めていちいち合議が必要かもしれませんが、
意見が出しやすかったり、贔屓のないフラットな競争環境があるものです。
また、詳しくはここも別記事で事例を紹介しながら、皆さんと考える時間を作りたいと思います!
まとめ
正しい選択をするために、まずはこの4つのチェックポイントは確認するようにしましょう!
ではまた!
コメント