*時価総額は2022年8月9日15:00現在です。
プロの企業研究を見て、就活や転職のライバルと差をつけましょう!今回は、【イビデン】をご紹介します。「その会社知らん」、というあなたこそチェックしていってください!
イビデンの実力 #半導体 #電子部品 #ガラス・セラミックス
今回は時価総額ランキング225位のイビデンさんです。
本社が岐阜県大垣市の企業ということで、なんだか渋い感じがしますね。
ただ、世界17カ国39拠点(フィリピン、マレーシア、中国、韓国、ハンガリーなど)に展開している、バリバリのグローバル企業なんですね。
でも、時価総額ランキング225位って、なんか微妙じゃない・・・
そんなことないですよ。例えば、こういった企業と同じくらいの時価総額に位置しています。時価総額は6,000億円をこえています!
イビデンの事業・歴史
歴史をたどると、元々は水力発電の会社だったようです。そこから1951年にモノづくり企業への転身を遂げたということで、当時から柔軟性に優れた変化を恐れない積極的な企業であったことがうかがえます。
企業理念や行動精神は日本企業の良さが出ています。独自の言葉で表現している「イビテクノ」については説明会や面接で社員さんに詳しく聞くと良いかもしれません。
そして現在の事業の柱は2つあります。
1.電子事業
・パソコンのMPU(マイクロプロセッサユニット)に使用されるICパッケージ
・スマートフォン、タブレットPC等に使用されるプリント配線板など
➤簡単解説:半導体を作るために必要な素材、材料を作っています。
2.セラミック事業
・ディーゼル車から排出されるススを除去し環境負荷軽減に役立つDPFや触媒担体保持・シール材
➤簡単解説:車用の特殊なでっかいフィルタみたいなやつを作っています。
・半導体、太陽電池等の製造過程で使用される特殊炭素製品等を開発・供給。
➤簡単解説:特殊なカーボンの素材です。
理系の学生さんや、エンジニアで転職を考えている方は、チャンスが多そうですね。機械、電気電子はもちろん、化学、材料、物質などもニーズがありますね。そして、中期経営計画からも今後の成長がさらに期待できますね。
イビデンの採用情報
リクナビ2022の登録は約1,500人。採用人数は51-100人。採用人数の割にエントリー人数は少ないように見えますね。採用実績校は、旧帝大に国公立大と一部有名私大ということで掲載数も絞っている印象を持ちました。岐阜という土地柄もあるのか、母集団は企業規模や採用人数を見ると、少し少ないように見えます。受ける側からすると、チャンスが多いとも言えますね。
転職に関する情報は、色んなサイトで口コミがあまりよろしくないですね。本当のところは中の人間しかわからないところですが、少し気になるところです。ただ、従業員が約3,500人いる企業ですから、口コミの件数にもよりますが、一部の意見とも言えます。最終的には自分で判断するしかないですね。
キャリア採用HPからも直接応募を受け付けてくれているので、そちらから応募もいいでしょう。
イビデンの年収
イビデンの年収739万円となっています。平均年齢が40.9歳ということです。会社の成長ととに、従業員の給与や年収が上がっていることは好感が持てますね!
イビデンのエグゼクティブサマリ
まず、特筆すべきは営業利益率の高さでしょう。世界トップクラスシェアのある製品を持っているイビデンのような企業はやはり営業利益を高く維持することができますね!
自己資本比率も良いですね。素晴らしいディフェンス力を持っていると言えます。安定感抜群。ESGに関しても、有名な指標からの格付けもあり、統合報告書などみてもしっかり情報開示されているのが印象的でした。この辺りは、半導体業界や自動車業界で揉まれてきた経験からしっかりやっているのかなと感じます。
さいごに
ネームバリューやなんとなくのイメージからの企業探しから、少し視野が広くなるきっかけになったなら嬉しいですね。データで見えてくることと、肌感で感じることの両輪で活動されるとまた一味違ってくるのかなと思います。特に上場企業は開示情報が多いので、気になった人はもっと調べて言ってみましょう!
あと、くどいようですが、基本的には定量的な業績や給料の条件などからみて紹介していきます。
定性的な”社員の雰囲気”や”会社の社風”、”働き方”が、あなたとマッチするかは自分で確かめにいくしかありません。
今後もぜひチェックしていってください。
ではまた!
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