
こんにちは、プロ人事3段のさとうです。
人事の専門家として、就職・転職を考える皆さんに役立つ情報をお届けします。今回ご紹介するのは海運業界の平均年収ランキングです。海運業界はここ数年、世界的な物流需要の高まりを受けて業績が好調で、平均年収も業界全体で上昇傾向にあります。本記事では2024年3月期・12月期決算ベースの最新データに基づき、海運業界の平均年収が高い上場企業トップ10社(※海運業に分類される主な上場企業)をランキング形式で紹介します。各社の本社所在地や従業員数とともに、企業の特徴をカジュアルな一言コメント付きで解説します。新卒就活生から中途転職希望者まで、皆さんのキャリア選択の一助となるガイドとしてぜひご活用ください。では早速見ていきましょう!
海運業界 平均年収ランキングTOP10(2024年最新版)
※注: 海運業界の上場企業数はそれほど多くないため、実際には11社でランキングを構成しています(2024年3月期・12月期決算データに基づく)。以下に平均年収の高い順にトップ企業を一覧し、各社の基本情報と特徴をまとめました。
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商船三井 – 平均年収 1675万円(2024年3月期)
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本社所在地: 東京都港区
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従業員数: 1,243人
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一言コメント: 海運業界の給与王者。世界を股にかけてビジネス展開し、そのスケール感は給料にも反映されています!グローバル展開で勢いのある三井グループの雄です。
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飯野海運 – 平均年収 1406万円
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本社所在地: 東京都千代田区
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従業員数: 196人
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一言コメント: タンカー事業から不動産まで手広く手掛ける老舗企業。社員数は少数精鋭ですが、高収入ランキングで堂々の上位に入る実力派です。
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川崎汽船 – 平均年収 1394万円
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本社所在地: 兵庫県神戸市(本店)※東京にも主要拠点あり
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従業員数: 847人
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一言コメント: 海運御三家の一角。創業100年超の伝統企業ですが、近年の業績好調で給与もぐんとアップ。神戸発祥のグローバル企業で、給料も“豪華客船”級⁉
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日本郵船 – 平均年収 1379万円
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本社所在地: 東京都千代田区
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従業員数: 1,312人
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一言コメント: 業界最大手の一社で、創業140年を超える海運界のレジェンド。長い歴史と規模を誇りつつも、近年の物流需要増で収益好調。平均年収も常に高水準を維持しており、安定感抜群です。
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NSユナイテッド海運 – 平均年収 1143万円
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本社所在地: 東京都千代田区
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従業員数: 234人
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一言コメント: 資源輸送に強みを持つ隠れ高収入企業。旧日鉄海運系で、鉄鋼石や石炭などの輸送を支える実力派です。ニッチ分野で堅実に稼ぎ、平均年収は1000万円超えと魅力的!
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乾汽船 – 平均年収 920万円
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本社所在地: 東京都中央区
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従業員数: 78人
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一言コメント: 1925年創業の老舗海運会社。社員の平均年齢が45歳超とベテラン揃いで、長年培った信頼と実績が光ります。少人数ながら堅実経営で安定した社風です。
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共栄タンカー – 平均年収 902万円
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本社所在地: 東京都港区
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従業員数: 59人
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一言コメント: 石油やケミカル系のタンカー輸送を手掛ける尖った会社。社員数50人台のミニ企業ですが、専門分野で存在感を発揮し、高年収を実現しています。アットホームな雰囲気かも?
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東海汽船 – 平均年収 831万円
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本社所在地: 東京都港区
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従業員数: 190人
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一言コメント: 東京・伊豆諸島の旅客船でおなじみの企業。観光フェリーや島しょ地域の物流を支える地域密着型ですが、平均年収は業界上位にランクイン!観光・宿泊事業も営むユニークさが魅力です。
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玉井商船 – 平均年収 786万円
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本社所在地: 東京都港区
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従業員数: 23人
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一言コメント: 社員数わずか20名台という超少数精鋭企業!海運と不動産賃貸を営むユニークな会社です。小粒ながら高収入を叩き出すその姿は、“海運業界の隠れチャンピオン”とも言えそうです。
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栗林商船 – 平均年収 784万円
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本社所在地: 東京都千代田区
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従業員数: 51人
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一言コメント: 内航海運(国内物流)が主力の老舗企業。北海道~本州を結ぶ航路など国内物流ネットワークを持ち、100年以上の歴史があります。堅実な事業展開で、じわじわと存在感を放つ会社です。
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明海グループ(旧・明治海運) – 平均年収 715万円
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本社所在地: 兵庫県神戸市
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従業員数: 108人
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一言コメント: 1911年創業、明治海運を前身とする老舗グループ企業。外航海運のほかホテル・不動産事業も手掛け、多角経営で安定感があります。平均勤続年数が6.5年と比較的若い組織で、今後の成長にも期待です。
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就職・転職に役立つまとめとアドバイス
海運業界は昨今の物流需要の高まりを背景に平均年収が全業界でトップクラスとなっています。特に商船三井・川崎汽船・日本郵船の大手3社は桁違いの高収入で知られ、平均年収1000万円超はもはや当たり前の水準です。これは世界規模でビジネスを展開し高い利益を上げていることの反映ですが、その分グローバルな競争環境で仕事の責任も大きく、専門知識や英語力が求められる場面も多いでしょう。
新卒で就職を目指す方は、まず各社の事業内容や強みをよく研究してみてください。海運と一口に言っても、コンテナ船・タンカー・フェリーなど会社によって主力分野が異なります。興味のある分野や自分の適性に合った社風の企業を選ぶことが大切です。また、海運業界は海外とのやり取りも頻繁なため、学生のうちに英語や国際感覚を磨いておくとアピール材料になります。エントリーシートや面接では「なぜ海運業界か」「その会社で挑戦したいことは何か」を明確に語れるよう準備しましょう。
中途転職を目指す方は、これまでの経験を海運業界でどう生かせるかを整理しましょう。例えば他業界でも物流管理や貿易実務の経験、プロジェクトマネジメントのスキルなどは海運企業で歓迎される場合があります。大手3社は即戦力人材を積極採用する動きもあり、高収入チャンスを狙うなら要チェックです。ただし給与水準だけでなく、業績の変動にも目を向けましょう。海運市況は景気や世界情勢に左右されやすく、好調な年もあれば低迷する年もあります。そのため長期的な視点で企業の安定性や成長戦略を見極めることも重要です。
最後に、海運業界は規模の大きなグローバルビジネスゆえにやりがいも非常に大きい反面、職種によっては船上勤務や海外出張などタフな環境に身を置く可能性もあります。年収の高さだけで判断せず、自分に合った働き方やキャリアパスが描けるかをじっくり検討してください。この記事が皆さんの企業研究の一助となり、希望に合った就職・転職先を見つける手がかりになれば幸いです。高収入かつダイナミックな海運業界で、ぜひあなたらしいキャリアを切り拓いてください!🚢💼
参考資料・出典: 平均年収データは各社の最新有価証券報告書等に基づき作成。業界動向に関する言及は東洋経済オンラインや日経など信頼できる情報源を参照しています。
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