
はじめに
転職活動や就職活動で企業を選ぶとき、
「やりがい」
「裁量」
「社風や雰囲気」
「給料や福利厚生」
「リモート勤務などの働き方」
こういったポイントばかりに目が行きがちではないでしょうか?
しかし、私がこれまで1万人以上の転職・就職支援をしてきた経験から断言します。
👉 これらのほとんどは、“業績が良い会社だからこそ”できることです。
つまり、
会社選びでまず注目すべきは「業績」です。
「雰囲気が良さそうだから」「働きやすそうだから」だけで選んでしまうと、
いざ入社してから業績悪化で環境が激変…なんてことも珍しくありません。
今日は、誰でもできる「業績の見方」をレベル別にご紹介します!
なぜ業績を見るべきなのか?
会社における「やりがい」や「裁量」「働きやすさ」──
これらはすべて、
会社に“経営の余力”があるからこそ提供できるものです。
業績が悪化すれば、
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予算が削られ、やりたいことができない
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裁量どころか管理が厳しくなる
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給与や福利厚生も抑制される
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当然、リストラや異動リスクも上がる
「雰囲気」で決めて入ったけど、数年後には地獄…というケース、実際によくあります。
だからこそ、
“会社の地力”をまず見るクセをつけましょう。
初級編:まずはここから!【売上高・営業利益率】
🔸 売上高
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その会社の「ビジネスの規模感」を知る数字。
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業界の中でどのくらいのポジションにいるか、比較してみよう。
🔸 営業利益率
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本業(営業活動)でどれだけ利益を出しているか。
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目安:営業利益率5%以上で優良企業、10%以上なら超優良クラス。
売上が大きいだけでは安心できません。
利益をしっかり稼げているかを見ることがポイントです!
中級編:さらに知りたい人向け【自己資本比率・経常利益率】
🔸 自己資本比率
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総資産に対する自己資本(純資産)の割合。
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借金に頼りすぎていないか、会社の「財務健全性」を見る指標。
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目安:自己資本比率40%以上が一つの安心ライン。
🔸 経常利益率
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本業だけでなく財務活動なども含めた利益力。
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営業利益率と合わせて見ることで、「持続的な稼ぐ力」がわかる。
自己資本比率が低い会社は、景気悪化時に急激に苦しくなるリスクが高まります。
上級編:もっと先を見たい人へ【ROE・CAGR】
🔸 ROE(自己資本利益率)
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株主資本(自己資本)に対してどれだけ利益を上げているか。
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目安:ROE8〜10%以上あると効率的に稼いでいる優良企業。
🔸 CAGR(年平均成長率)
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過去数年にわたる売上や利益の平均成長率。
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単年だけでなく、中長期で「ちゃんと成長しているか」がわかる。
ROEやCAGRは少し上級者向けですが、
これらを見れるようになると、将来性を見抜く目が一段レベルアップします!
非上場企業の場合は?
非上場企業の場合、財務情報がオープンになっていないため、
正確な業績を見るのは難しいです。
ただし、
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内定後の面談時に「売上高・利益の推移」などを聞いてみる
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会社四季報・帝国データバンク・東京商工リサーチなどを利用する
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口コミサイト(OpenWork、転職会議など)で参考情報を探す
などの方法もあります。
※もちろん、企業側が答えてくれるかはケースバイケースなので、
聞き方には配慮が必要です!
まとめ|会社選びに「業績視点」を!
✅ やりがい・裁量・働き方などは、業績あってこそ
✅ 最低限、売上高・営業利益率を見るクセを
✅ 財務健全性や成長性も中級〜上級編でチェックできると◎
✅ 非上場企業でも、可能な限り情報を集めよう!
雰囲気だけで会社を選ぶ時代は終わりました。
「地力ある企業」を見極める目を、今日から育てていきましょう!
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